【こんぴらさん】785段と1,368段の狭間…

こんぴらの1368段の階段

金毘羅さんといえば…「名物・長い石段」ですよね!

今回は、金刀比羅宮(通称:こんぴらさん)名物でもある「長い階段道」についてご紹介します。

本宮までの階段785段

表参道から御本宮まで続く石段は、なんと全785段
片道およそ30分の道のりは、ちょっとしたハイキング気分も味わえる人気の参拝ルートです。

最初は、うどん屋や土産物店が軒を連ねる賑やかな門前町。食べ歩きを楽しみながら歩き始めると、徐々に石段の勾配が増していきます。

特に113段目から始まる急な登り「一之坂」は、ちょっとした試練。
ここから先は体力勝負です。

やがて見えてくるのが、荘厳な「大門」。ここは金刀比羅宮の総門であり、ここからが正式な神域。
国の名勝・天然記念物にも指定されており、瀬戸内海国立公園の一部として、豊かな自然と神聖な空気が漂います。

そしてついに、785段目に鎮座する御本宮へ到着。
標高251メートルの高さから望む讃岐平野の大パノラマは、まさに圧巻の一言。
疲れが一気に吹き飛ぶ絶景です。

さらに583段! 奥社・厳魂神社への挑戦

御本宮で満足するのはまだ早い。
余力がある方は、ぜひその先の奥社(厳魂神社)まで足を伸ばしてみてください。

ここからさらに583段の階段が続き、合計1,368段の道のりとなります。

奥社は、讃岐岩質安山岩で形成された険しい断崖「威徳巖(いとくいわ)」の上に鎮座しており、まさに“秘境”のような雰囲気。

途中には、伝説の「天狗」や「カラス天狗」の彫刻も潜んでおり、見つけたときの感動はひとしお。
全行程を登り切った先にある神聖な空間では、澄んだ空気とともに静かな達成感が訪れます。

まとめ

金毘羅さんの石段は、単なる参拝道ではなく、「自分と向き合う旅」のような時間を与えてくれます。

785段で御本宮へ、1,368段で奥社へ――。
それぞれに達成感とご利益が待つ、忘れられない体験になるはずです。

体力に合わせて、ぜひ自分なりの“こんぴら詣で”を楽しんでみてください。

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