四国八十八ヶ所霊場 第37番札所「岩本寺」(いわもとじ)は、高知県四万十町にある由緒ある霊場。四国遍路で唯一の本尊5体を持つ寺、本堂天井の575枚の絵画が見事。
高知県内の札所は24番〜39番の「修行の道場」と呼ばれ、長い距離と難所が続くお遍路の試練の段階。岩本寺もそのひとつとして、修行心を養いながら参拝する重要な札所です。

第37番札所「岩本寺」の見どころとは?
岩本寺は、四国遍路で唯一の本尊5体を持つ寺、本堂天井の575枚の絵画が見事。御本尊は不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩、宗派は真言宗智山派、開基は行基菩薩と伝えられています。境内には歴史を感じさせる伽藍が並び、四季折々の自然と仏教文化が調和した空間が広がります。
御詠歌:「六のちり 五つの社 あらわして 深き仁井田の 神のたのしみ」
お遍路の道中で、この御詠歌を心の中で唱えながら参拝することで、より深い祈りの時間を過ごすことができます。
岩本寺を参拝する3つのポイント
① ベストシーズン・参拝のおすすめ時期
境内は四季折々の表情を見せ、春の桜・夏の青葉・秋の紅葉・冬の静寂、いつ訪れても異なる風情があります。高知県は太平洋に面した温暖な気候で、特に春と秋が参拝に適したベストシーズンです。
② 所要時間の目安
参拝・納経・境内散策で30分〜1時間が目安。修行の道場は札所間の距離が長いため、1日に巡る札所数を絞り、余裕を持った計画を立てましょう。
③ お遍路に必要な持ち物・参拝の流れ
- 白衣・輪袈裟・菅笠・金剛杖(お遍路装束)
- 納経帳・納経軸・白衣のいずれか(御朱印用)
- ろうそく・線香・お賽銭
- お数珠(仏前で礼拝する際に使用)
- 歩きやすい靴・防寒/防暑対策
- 飲み物・タオル

岩本寺の基本情報
- 札所番号:第37番(岩本寺 / いわもとじ)
- 本尊:不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩
- 宗派:真言宗智山派
- 開基:行基菩薩
- 住所:高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
- TEL:0880-22-0376
- 納経時間:7:00〜17:00(季節により変動)
- 駐車場:あり(普通車200〜500円程度の協力金)
岩本寺へのアクセス方法
お車:高知自動車道の最寄りICから四万十町方面へ。詳細は基本情報の住所をご参照ください。
公共交通機関:JR最寄駅からタクシー・バスを利用。高知駅・室戸・足摺方面のバス便も利用できます。
岩本寺とあわせて巡りたい近隣の札所
高知県の札所は24〜39番の「修行の道場」。岩本寺の前後の札所や、隣県の代表的な札所も訪問計画に組み込んでおきましょう。
- 第36番札所 青龍寺(前の札所)
- 第38番札所 金剛福寺(次の札所)
- 第23番札所 薬王寺(徳島県)(徳島最後の札所)
- 第40番札所 観自在寺(愛媛県)(愛媛・菩提の道場の始まり)
- 第75番札所 善通寺(香川県)(弘法大師誕生の地)
- 第88番札所 大窪寺(香川県)(結願の寺)
岩本寺・お遍路に関するよくある質問
Q1. 納経時間(御朱印受付時間)は?
お遍路の納経時間は通常7:00〜17:00です。時間外は御朱印・納経をいただけませんので、計画的な参拝を心がけましょう。
Q2. 拝観料・駐車場代はかかりますか?
境内は基本無料で参拝できますが、駐車場代(普通車200〜500円程度)や宝物館の入館料が別途必要な札所もあります。
Q3. お遍路装束で参拝するメリットは?
白衣・輪袈裟・金剛杖などのお遍路装束は形式だけでなく、お接待を受けやすくなる、心を整えやすいなどのメリットがあります。レンタルや購入は1番札所霊山寺などで可能です。
Q4. 御朱印(納経)はどこで受けられますか?
各札所の納経所で500円程度で受けられます。納経帳・白衣・掛軸の3点セットで巡る方が多く、納経帳は700〜2,000円程度で購入できます。
Q5. 車で巡礼するのと歩き遍路、どちらがおすすめですか?
時間と体力に応じて選びましょう。車遍路は10〜14日で1周可能、歩き遍路は40〜50日かかりますが、より深い体験ができます。レンタカー・バスツアー・タクシー遍路も人気です。
Q6. 初心者でもお遍路を始められますか?
もちろん可能です。88ヶ所を一度に回る通し打ち以外にも、区切り打ち(数回に分けて巡礼)が一般的。1番から順に「順打ち」、逆順の「逆打ち」もあり、好みのペースで進められます。
まとめ|お遍路で必ず訪れたい第37番札所「岩本寺」
四国八十八ヶ所霊場 第37番札所「岩本寺」(いわもとじ)は、四国遍路で唯一の本尊5体を持つ寺、本堂天井の575枚の絵画が見事。高知県四万十町にお越しの際は、ぜひお遍路の旅の一日として組み込んでください。

