四国八十八ヶ所霊場 第23番札所「薬王寺」(やくおうじ)は、徳島県美波町にある由緒ある霊場。徳島県の最後の札所、厄除けの寺として全国から参拝者が訪れる。
徳島県内の札所は1番〜23番の「発心の道場」と呼ばれ、お遍路の出発点として多くの巡礼者が訪れます。薬王寺もそのひとつとして、四国遍路の歴史と文化を体感できる重要な札所です。

第23番札所「薬王寺」の見どころとは?
薬王寺は、徳島県の最後の札所、厄除けの寺として全国から参拝者が訪れる。御本尊は薬師如来、宗派は高野山真言宗、開基は行基菩薩と伝えられています。境内には歴史を感じさせる伽藍が並び、四季折々の自然と仏教文化が調和した空間が広がります。
御詠歌:「皆人の 病みぬる年の 薬王寺 瑠璃の薬を 与えましませ」
お遍路の道中で、この御詠歌を心の中で唱えながら参拝することで、より深い祈りの時間を過ごすことができます。
薬王寺を参拝する3つのポイント
① ベストシーズン・参拝のおすすめ時期
境内は四季折々の表情を見せ、春の桜・夏の青葉・秋の紅葉・冬の静寂、いつ訪れても異なる風情があります。徳島県は瀬戸内海と太平洋に挟まれた温暖な気候で、特に春と秋が参拝に適したベストシーズンです。
② 所要時間の目安
参拝・納経・境内散策で30分〜1時間が目安。週末や春・秋の遍路シーズンは混雑するため、早朝の参拝や時間に余裕を持った計画がおすすめです。
③ お遍路に必要な持ち物・参拝の流れ
- 白衣・輪袈裟・菅笠・金剛杖(お遍路装束)
- 納経帳・納経軸・白衣のいずれか(御朱印用)
- ろうそく・線香・お賽銭
- お数珠(仏前で礼拝する際に使用)
- 歩きやすい靴・防寒/防暑対策
- 飲み物・タオル

薬王寺の基本情報
- 札所番号:第23番(薬王寺 / やくおうじ)
- 本尊:薬師如来
- 宗派:高野山真言宗
- 開基:行基菩薩
- 住所:徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
- TEL:0884-77-0023
- 納経時間:7:00〜17:00(季節により変動)
- 駐車場:あり(普通車200〜500円程度の協力金)
薬王寺へのアクセス方法
お車:徳島自動車道・神戸淡路鳴門自動車道の最寄りICから美波町方面へ。詳細は基本情報の住所をご参照ください。
公共交通機関:JR最寄駅からタクシー・バスを利用。徳島駅・鳴門駅からの巡礼バスツアーやレンタカーが便利です。
薬王寺とあわせて巡りたい近隣の札所
四国八十八ヶ所霊場は1番(霊山寺)から始まり88番(大窪寺)で結願となる順打ちが一般的です。薬王寺の前後の札所や、後半の香川県内の札所もあわせて確認しておきましょう。
- 第22番札所 平等寺(前の札所)
- 第1番札所 霊山寺(発願の寺)
- 第75番札所 善通寺(香川県)(弘法大師誕生の地)
- 第88番札所 大窪寺(香川県)(結願の寺)
薬王寺・お遍路に関するよくある質問
Q1. 納経時間(御朱印受付時間)は?
お遍路の納経時間は通常7:00〜17:00です。時間外は御朱印・納経をいただけませんので、計画的な参拝を心がけましょう。
Q2. 拝観料・駐車場代はかかりますか?
境内は基本無料で参拝できますが、駐車場代(普通車200〜500円程度)や宝物館の入館料が別途必要な札所もあります。
Q3. お遍路装束で参拝するメリットは?
白衣・輪袈裟・金剛杖などのお遍路装束は形式だけでなく、お接待を受けやすくなる、心を整えやすいなどのメリットがあります。レンタルや購入は1番札所霊山寺などで可能です。
Q4. 御朱印(納経)はどこで受けられますか?
各札所の納経所で500円程度で受けられます。納経帳・白衣・掛軸の3点セットで巡る方が多く、納経帳は700〜2,000円程度で購入できます。
Q5. 車で巡礼するのと歩き遍路、どちらがおすすめですか?
時間と体力に応じて選びましょう。車遍路は10〜14日で1周可能、歩き遍路は40〜50日かかりますが、より深い体験ができます。レンタカー・バスツアー・タクシー遍路も人気です。
Q6. 初心者でもお遍路を始められますか?
もちろん可能です。88ヶ所を一度に回る通し打ち以外にも、区切り打ち(数回に分けて巡礼)が一般的。1番から順に「順打ち」、逆順の「逆打ち」もあり、好みのペースで進められます。
まとめ|お遍路で必ず訪れたい第23番札所「薬王寺」
四国八十八ヶ所霊場 第23番札所「薬王寺」(やくおうじ)は、徳島県の最後の札所、厄除けの寺として全国から参拝者が訪れる。徳島県美波町にお越しの際は、ぜひお遍路の旅の一日として組み込んでください。心を整え、四国の歴史と仏教文化に触れる時間が待っています。
写真提供:阿波ナビ(徳島県観光協会)

